レイヤーのブレンド ❶ "乗算"
今回はスクリーンショットの、全体の仕上がりなどに多用できる「レイヤーのブレンド・乗算」について書いてみたいと思います。
スクリーンショット全体を明るくしたり暗くしたり、発光しているように見せたりと使える場面は多いと思います。
※今回もスマホアプリ「Medibang paint」を使っての説明とさせていただきます。
まずは…
レイヤーのブレンドとは
重なっている2つのレイヤーに対して、上にあるレイヤーが下のレイヤーに対してどうやって合成をするか、を設定し合成させる方法です。
レイヤーブレンド"乗算"
色と色が重なった所に影響する、絵の具を混ぜる感覚です。色の三原色で説明すると分かりやすいかと思います。
- 三原色の特徴としては、
全ての色が重なると限りなく黒に近くなる。
青色+黄色=緑など、絵の具を混ぜる感覚。
白い部分はそのままスルーされるためレイヤーが重なったとしても影響を及ぼしません。また、黒に部分を重ねた場合は黒いままです。
それではスクリーンショットで試してみると…。
元となるスクリーンショットがこちら。
このレイヤーをコピーしてフィルターを使い色相を変えます。
ここで出来上がったスクリーンショットを先ほどの元となるレイヤーの上に来るようにしてブレンド・乗算を選択して実行してみます。
違いが分かりますか?
フィルターを使い色相を0(モノクロ)、明度をマックスまで上げ、明るい色を白いにしたせいでその部分はスルーされ影響を受けず、グレーの部分は乗算のため元スクリーンショットの色と混ざり影のように暗い色になりました。
重なるレイヤー(スクリーンショット)の色味や明暗の設定によってガラリと雰囲気が変わります。「暗いところはより暗く、明るい所はより明るく…」といった加工が可能です。もちろん重なるレイヤーの不透明度をスライダーで変更すれば、細かい微調整も簡単に出来ます。
赤を混ぜれば全体的に赤色が混ざり合い、仕上がり全体が赤っぽくなります。
初めのうちは色の混ざりをコントロールするのは難しいかもしれないので、まずはモノクロのレイヤーを乗せて明暗をコントロールすることに慣れるのが良いかもしれません。
慣れれば部分的に明暗を付けたりコントラストを効かせて立体的に見せたりと、色々と応用の効くブレンドなので慣れると大変重宝しますよ!( ・ω・ )/
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