私的加工「加筆加工-傷編(前編)-」
前回は切り抜き加工について書いてみましたが、今回はそれに続いて誰もがやるであろう「加筆加工」について書いてみたいと思います。
が、フサフサな髪の毛やキラキラな瞳などの加筆加工は他にもっと素敵加工をされている方がいらっしゃるのでそちらを参考にしてもらうとして。ここでは(需要があるのかかなり不安ですがw)「傷」の加筆加工について書いてみたいと思います。
◆
まず、傷加筆をする前にどういった経由で傷ついたのか、といったシチュエーションを妄想します。
・刃物で切りつけられたような傷なのか。
・鈍器なようなもので殴られた傷なのか。
・傷の深さは。
・右から切られたのか、左から切られたのか。
・その攻撃を避けようとしたのか。
などなど。そうしたシチュエーションの違いによって傷の切り口や血の表現を自分は変えています。
今回のシチュエーションは自分が1番苦労した"タイタン"での戦闘にしてみたいと思います。
シチュエーションが決まったら、次はどういった攻撃でどのようにしてその傷がついたのかなど、より深く妄想していきます。そうして妄想した結果…、
・ランドスライドによる頬への切り傷。
・終盤、畳み掛けるような激震による打ち傷。
で加筆加工していきたいと思います。
◆
より細かいシチュエーションが決まったところで画像の準備です。度重なる攻撃に耐えながら必死にメインタンクへヒールを飛ばす学者、という想定で…、
(切り抜いて)
これでいきたいと思います。
まずは向かって右頬にランドスライドで受けた切り傷を加筆していきたいと思います。
傷口の下書きから。ブラシは「ペン(入り抜き)」。この後で上から描き込んでいきますが、傷に関しては赤で下書きをした方が後々楽だと思います。
傷口は左から右へ切ったように。傷口と言っても今回のランドスライドの場合は鋭利な刃物で切られた傷ではない(、と妄想)ので、傷口の深さは初弾の左側の方が深く右にいくにつれて浅くなる、といったイメージです。
色のチョイスは傷口が深い方を濃く、傷口が浅い方を薄くしていきます。
まずは深い傷口から。
濃くと言っても、もうほぼ黒です…というか黒です。ただ真っ黒にするのではなく深い傷口のふちは浅いので赤みを残しておきます。そうすることで傷口に立体感が出てくると思います。
そして徐々に浅い方へと描き込んでいきます。傷口が浅くなるにつれて鮮やかな赤みを帯びていくようにしていくとリアルな傷口になると思います。ただ真っ赤になり過ぎないように注意です。単なる真っ赤だと嘘っぽくなってしまいます。
この時は赤丸のスライダーだけを上下に動かして色を選ぶと楽だと思います。↓↓↓
ここまででほぼ傷口の描き込みが終了になります。この後は血の流れや肌の汚れを描き込みつつバランスを取りながら完成へと運んでいきます。
後編はこちら
0コメント