EW展 出展作品 "暁闇"

2018年、1発目のテーマは"暁"。かなり悩みました。人物にしようか、それとも風景にチャレンジしてみようかと。でもここはあまり深く考えずにテーマと真っ直ぐ向き合ってみることに。その時にふと思い浮かんだのが"朝日"。真っ赤に燃えるような朝日に照らされる心地良い瞬間。

題名にある「暁闇(ぎょうあん)」はそもそも日の出るまえの闇という意味ですが、自分はそれよりも、その闇から解放される瞬間を表現したく今回のような加工になりました。

それでも、ただ朝日を見せてそれが光り輝いているものではつまらないと思い、あえて朝日を見せずに朝日を感じられる加工。見せない美徳と言いますかひねくれ者と言いますかw 結果、以下のような加工工程になりました。




今回用意したSS、画像はこの2枚。今回もアプリ「MedibangPaint」メインで加工していきます。

城下(画像はシンデレラ城)でたたずむ洋風侍をイメージしてみました。SSから自分だけを切り抜くためソフト消しゴムブラシでまずは縁をざっくり消していきます。



■ブラシ:消しゴム(ソフト) 3.0px 30%



縁を切りざっくり切り抜き終わったら次はブラシを消しゴム(ソフト)から消しゴムに変更し、徐々にサイズを大きくしながら消していきます。






ざっくり消し終わった後は、背景を置き不自然に残ってしまった消し残しを処理していきます。1.0pxでイメージが大きく変わってしまう顔周りは特に慎重に。全体像を見直しながらコツコツとw
■ブラシ:消しゴム(ソフト) 2.0px 10%





背景画像を置いた状態で細かい部分を消しゴム処理。




消しゴム処理が終了したら、次はSSと背景画像の色調を合わせていきます。SSはそのままに背景画像の方をレイヤーフィルターの色相でいじっていきます。
こんな感じでしょうか。






SS、背景画像の大まかな形が決まったところでSSの髪の毛貫通など気になるところを修正していきます。




ここまではアプリ「MedibangPaint」での加工。ここからはアプリ「Snapseed」、「LensDistortions」を使い全体へのフィルターなどを付け加えていきます。


まずはアプリ「LensDistortions」で朝靄をイメージしてフォグを追加。


次にアプリ「Snapseed」で画像調整、ディテール、グラマーグロー、周辺減光で形を整えていきます。またノイズ(粒子)を付けたしアナログ感も出してみました。



次に朝日の光で反射する金物をアプリ「LENSLIGHT」で表現。2箇所に光源を設置しました。




アプリ「LENSLIGHT」で加工した画像をPNG保存し、再度アプリ「MedibangPaint」に持っていき文字入れをして完成となります。

Of artwork

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